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AIで未来の顧客分布を予測し、可視化する「Customer Forecast」を提供開始

株式会社シンカー(本社:東京都千代田区麹町 代表取締役:藤原 瑛二、以下「シンカー」)はAIで未来の顧客分類を予測し、可視化する「Customer Forecast」を活用したデータマーケティング支援を開始することをお知らせいたします。

サービス提供の背景

近年、Customer Date Platform(CDP)を用いたデータ基盤を構築し、自社データを活用したマーケティングに取り組む企業が増えています。弊社も数多くの導入・活用支援を行っており、データマーケティングの浸透を肌で感じています。
反面、既にデータ基盤を構築した企業のマーケティング責任者や経営陣から「せっかく統合したデータ基盤をマーケティングに上手く活用できていない、事例や活用方法を教えてほしい」とお問い合わせを頂くケースが増えています。データ基盤を導入しただけでは変化は起こらず、自社データを活用したマーケティングに苦戦している企業が多いと考えられます。このようなデータ基盤の導入フェーズから活用フェーズの移行で起こる問題に対して、シンカーはデータマーケティングパートナーとして5年前からナレッジを積み上げ、体系的なデータ活用のフレームワークを構築してきました。
 
今回リリースする「Customer Forecast」はCDPをマーケティングに活用するためのツールです。シンカーのナレッジが詰まった「Customer Forecast」を用いたマーケティング支援で、今後も事業会社の収益拡大に貢献してまいります。

「Customer Forecast」の特徴

「Customer Forecast」はCDPで統合したデータを用いてAI予測モデルの実装、可視化を行います。主な4つの機能を説明します。

1.顧客分類と売上・LTVの可視化


CDPに蓄積された顧客データから事業の状態を把握して、マーケティングの投資対象を決定できるように顧客の状態を可視化します。顧客分類の方法は、西口一希さんの著書『たった一人の分析から事業は成長する実践顧客起点マーケティング』で紹介されている「9セグマップ」を参考にさせていただきました。実際の分類方法はデータ分析を元にクライアント企業様と議論して決定します。
また、セグメントごとの売上やLTV、CV数など、用途に合わせて情報を付与することで施策の優先度の決定に活用することが可能です。
 
 

2.指定した期間での顧客分類間の移動を可視化


顧客分類を把握して特定のターゲットに施策を実行できたとしても、その評価ができなければ改善をすることはできません。「Customer Forecast」は指定した期間で、顧客分類間の移動を可視化することができます。マーケターが狙った顧客分類間の移動ができているかを簡単に確認することができます。
 
 

3.初回CVの情報からAIが未来の顧客分類を予測


シンカーが独自に開発したAI予測モデルを使って、初回CV時点で未来の顧客分類を予測することができます。例えばECサイトの場合、ある新規顧客が初回購入を行なった情報をAIに学習させ、半年後にどの顧客分類に属しているかを高い精度で予測することが可能です。
 
この機能の使い方として、ロイヤルティが高いと予測した顧客に追加でCRM施策を打ってLTVを早期に高める、離反見込み客に施策を打つ、F2転換が危うい顧客をフォローするなど、予測された顧客分類別にマーケティング施策を実行することが可能になります。
 
 

4.セグメントから顧客リストを作成して外部ツールに送信可能

最後の特徴はこれらのセグメントを顧客リストとして、広告媒体やMAなど外部ツールにデータ連携ができる点です。例えば、広告媒体にロイヤル見込客のデータを連携して類似配信を行って優良顧客の獲得を狙うことができます。

またMAツールにデータ連携をして各セグメントに適したメール配信やweb接客でのアプローチが可能です。例えば、ロイヤル見込み客に施策を打ち、早期顧客育成を実現することができます。

 
 

さいごに

「Customer Forecast」でCDPのマーケティング活用を実現できるよう、今後も機能拡充や改善を行います。ご興味ございましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。